担当副部長挨拶出向者が各委員会で活動しております。

総務・広報担当副部長 田辺 大輔

創立よりご尽力いただき次世代育成に力を入れて頂いた諸先輩方に支えられて、全旅連青年部も創立50周年を迎えることになりました。その期に、総務担当副部長の任を頂いたこと光栄に思っております。微力でありますが精一杯務めさせていただきます。

現在の日本経済は緩やかではありますが、前向きに進んでいると思われます。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け日本各地で機運が盛り上がってきており、国が掲げる訪日外国人観光客数は2018年には3000万人を超え、2020年には4000万人、2030年には6000万人と右肩上がりに増える目標になっております。観光・宿泊業にも追い風ではありますが、人口減少に伴う人の問題や民泊問題など、業界にとっても変革の時でもあります。そして、現存のホテル・旅館にとっても変革の風は吹き始めています。
そんな中でも、地域のホテル・旅館へは地域での役目は大きく、いろんな分野での活躍が求められております。合わせて経営者にも多くの期待が注がれています。
さて、私たちに何ができるでしょうか?一人では難しいことも、会社の仲間、青年部の仲間、地域の仲間、それぞれの運命共同体で自分たちの将来の話をしてみませんか?
問いばかりで、答えがありませんが。それは自分たちで見つけるものだと思います。仲間と一緒に知恵を絞り、業績を上げ、お客様に喜んでいただき、地域から求められる人・会社になろうではありませんか。頑張っている姿を次世代に見せることが地域・会社を繋いで行く第一歩ではないでしょうか。

「行く先の未来を考え、責任と覚悟を持って行動する。」

全旅連青年部として、鈴木部長が所信に掲げられた「Challenge for the future ~より良い形を次代へ~」を形にするべく、全国組織のスケールメリットを全国の青年部員が感じれるように、最新の情報を発信して、より良い会議運営に心がけ、迅速な活動につなげて参ります。
一人一人の行動が各地域を良くする活力になると信じております。青年部員が、個々の力を最大限発揮して「行く先の未来を考え、責任と覚悟を持って行動する」ことが出来るように各委員会と力を合わせて活動して参ります。地域より出向している全国出向者の話を是非聞いてやってください。必ずや力になると思います。
そして、我々の頑張りが次世代の礎となるよう一緒に帆を進めて参りましょう。
多くの思いを持って活動して参ります。ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

財務・組織担当副部長 山本 享平

このたび財務・組織担当副部長を拝命しました滋賀県より出向の山本享平と申します。出向4回目ですが、まだまだ不慣れな全旅活動。全国の部員の一人一人の成長に貢献できる組織体を維持できるよう、一所懸命取り組んでいきますので2年間よろしくお願いいたします。担当する財務、組織共に「縁の下の力持ち」的存在であることは他の組織でも同じかと思います。今期はその2委員会の連携を通じ、前期までにつなげて来られた活発な全旅活動をさらに掘り下げ、磨き直すことに主軸を置き、将来の変化への自発的なうねりを創出することを目的として活動を進めてます。また、会務系委員会では全体の業務執行が主たる活動になりがちですが、各委員自身も出向の果実を宿に持ち帰れるよう、委員会内での研修や外部関係者との連携に努めます。
では、各委員会の活動計画を説明します。

【創り出す財務】

財務委員会では会計収支を適正に管理するのはもちろんのこと、過去事業の検証や費用の見直しを行い、現在の組織規模や活動に適したスムースな財務運営を行うことを第一義に活動します。組織の将来を見据え、青年部独自の収益モデル構築の可能性を探ります。近年は生産性向上、インバウンド・バリアフリー対応など国の助成金を始めとして、我々業界の構造改革を後押しする予算措置が続いています。これらの情報提供や活用を部員全体に共有し実行することで、組織全体の底上げを図ります。また、親会との協働を通じ、今まで以上に各部員、協定商社様そして全旅連に関係する方々に有形無形の利益をもたらす予算の執行を進めます。特に協定商社様とは各種活動を通じて業界内の財務関連の諸課題への解決法検討、前期好評を得た研修会実施など新たな信頼関係を構築し、さらなる発展を望める環境を作りを行います。今あるチカラも、見方を変えれば、切り口を変えれば、新たなステージへの資源や肥やしになります。そのチカラはまさしくお金の財であり、人材であり、人財(人のつながり)です。維持管理するだけでなく、創り出すことにもチカラを傾ける。そんな活動を目指します。

【新しい組織のカタチ】

前期の皆さんの「部員拡大」活動の結果、多くの都道府県で部員数を増やしていただきました。昨今、どの組織でも部員減少が問題となる中、日本という国自体も2010年の人口を境に減少期に入りました。各組織「数は力」から「質の維持」に舵を切るところが増えましたが、「数が減ること=裾野が狭まること」であり、それは「頂点が低くなること=力が落ちること」につながります。価値観の多様性がなくなることも、組織の将来に悪影響を及ぼし、未来の人材輩出に大きな障害となります。このサイクルを断ち切るだけでなく、今までのカタチを検証し、全国大会を始めとする今後の組織の在り方について、様々な提案を行ってまいります。

2025年大阪万国博覧会開催までの6年間。観光産業は間違いなく日本の主幹産業に成長します。部長所信の中にある改元、時代の変化、人間の質の変化というここ数年の過去に類を見ない大きな変化を業界のチャンスと捉え、次代につながる構造転換を財務面からも、組織面からも成し遂げなければならない、そんな想いで活動に取り組んでまいります。

政策担当副部長 星 永重

【青年部の皆様へ】

2019-2020年度全旅連青年部副部長として政策を担当させていただくことになりました福島県・星と申します。出向暦は2009-2010井上体制で初出向し今期6期目となります。年を増すごとに多くの仲間に出会い、数え切れないほどの知恵や力をお借りして今があることを実感いたします。横山体制時の全国大会大懇親会ではプロポーズをさせていただき今や3人の子を持つこともできました。青年部の皆様には公私共に返しきれないほどの恩を抱えております。鈴木部長の掲げる「Challenge for the future ~より良い形を次代へ~」を体現し今後はさらに様々なことに果敢に挑戦しつつ、培った知識や経験を次の世代に還元していけるよう尽力してまいります。

【観光業=日本の基幹産業であるために】

2018年の訪日外国人宿泊客は3千万人を突破し、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて更なる増加が必然とされています。今期は、この生涯に2度は無い日本開催のビッグスポーツイベントに合わせ訪日外国人宿泊客のみならず国内旅行を含む宿泊消費の最大化と、国内外からの日本のイメージの理想化において政策活動の側面から支えられるよう尽力いたします。
現在、日本における観光業は総消費額25兆円を超えており基幹産業と呼べる位置づけにあります。しかしながら、労働集約型の当業界における「人手不足」「働き方」に関連した問題や訪日外国人旅行者の増加に伴う様々な海外IT企業の参入による問題、訪日外国人流入の地域格差、民泊問題、など我々観光宿泊を担う業種にとっての問題は山積しており、業界イメージは他基幹産業のそれとは異なるものと考えます。
名実ともに観光業が日本の基幹産業としての地位を確立し、鈴木部長の掲げる「より良い形を次代へ」繋げる為に、目下の課題はもちろん中長期的な視点を持ち我々宿泊業界から多くの前向きな政策提言をするべく国会議員や官公庁の方々と勉強会を定期的に実施してまいります。
2019年4月より順次施行されていく働き方改革関連法、現在の旅行宿泊形態に順応できていない旅行業法の改正について、出入国管理法改正に伴う外国人労働者雇用に関する事象、事業承継や二次創業に伴う補助制度の継続と促進など現在施行中、または施行決定している様々な政策にも対応してまいります。
また、他団体や他委員会との連携を密接にして委員長、副委員長を中心に委員会全員体制で広く深く政策提言ができるよう努めてまいります。青年部の皆様にはマンスリー政策トピックス等のメール配信を実施し政策課題や展望の共有と各ブロック長、県部長の皆様を通じての意見の収集を行い一体感のある政策対応を心がけ鈴木体制を支えてまいります。どうぞ2年間宜しくお願いいたします。

労務担当副部長

【はじめに】

2019・2020年度鈴木体制にて労務担当副部長を仰せつかりました、東北ブロック岩手県より出向しております。2008年に21歳で家業を承継し、今年で12年目となります。多くの事をこの青年部で学び、今日の私がございます。2年間の限られた時間の中で課せられた使命はもちろん、全国の出向未経験の青年部員の仲間に出向してみようと思っていただける様、委員会メンバー全員で努力して参りますので、皆様からのご指導、ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。

【次の10年の経営基盤の一助となる様に】

インターネットの普及、リアルAGTの苦戦、OTAの隆盛、メタサーチの台頭、インバウンド市場の爆発的な拡大など平成の30年間は我々宿泊業界に大きなビジネスモデルの変革を促して参りました。長い歴史の中で様々な外的要因、内的要因に直面する度に変化を厭わず、常に目の前の課題に真摯に取り組んできたからこそ今日我々は家業を引き継ぎここに存在していると私は思っております。今、責任世代たる我々の目の前には空前の「人手不足」という外的要因、内的要因の双方が複雑に絡み合った経営の根幹を揺るがす課題がございます。次の10年の経営を考える際にこの問題は避けて通ることは出来ず、ここで解決する道筋をつけていかなければ未来を語れません。
昨年度12月に「出入国管理法(入管法)」が改正され、外国人スタッフの採用、受入に一定の道筋が出来ました。しかしながら、これだけでこの人手不足が解決するわけではありません。宿泊業はたった一つの処方箋で全国の施設が良くなる様な単純な商売ではないと皆様ご自身がよくご理解いただいている事かと思います。その施設にはその施設にあった処方箋があります。それは、誰かの手ではなく、責任世代たる我々が自分自身の目で自分の会社を見つめ直し、自分自身の手で作り上げていくものだと私は思っています。我々労務委員会は、先述の通り複雑に絡み合う外的要因、内的要因で構築された人手不足という課題を解決していく「可能性のタネ」を全国の仲間に供給し、経営基盤という土壌にそのタネを蒔き皆様のご自身の手で育てていただき、次の10年の未来を語る一助となるべく2年間委員会活動を実施して参ります。
最後に私自身も32歳とまだまだ勉強をしなければならない身でございます。是非、多くの仲間と学ぶ委員会となるよう活動して参りますので、多くの出向とご協力、ご支援を重ねてお願い申し上げます。

流通事業担当副部長 大平 修司

【はじめに】

この度、鈴木体制にて流通事業担当副部長を仰せつかりました徳島県より出向の大平修司と申します。平成19・20年の永山体制で初出向して以来、今期で5回目の出向となりますが、平成27年・28年の桑田体制では、流通対策委員長を仰せつかり、OTAとの新たな関係性の構築に尽力させていただきました。出向中に影響を受けた先輩方も多く、「人は人と出会うことによって成長する」この言葉を強く実感し、心より感謝しております。
青年部活動で得たこれまでのご縁や、諸先輩にお教え頂いた事を大切に、自分に与えられた使命を全うし、部長の掲げる「Challenge for the future ~より良いかたちを次代へ~」の一端を担えるよう、メンバー全員が一丸となって取り組んで参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

【ぶれない軸と柔軟な対応】

近年、目まぐるしくIT化が進みIOT・ICT技術の進歩による、予約プロセスの変化など宿泊施設とお客様を結ぶ環境も大きく様変わりしております。また、販売チャネルが多種多様且つ複雑になり、予約経路における国内と海外のお客様のボーダレス化が進み、双方にとって安心・安全を見極めるのも困難な状況となっております。
このような状況の中で、宿泊業として生き残っていくためには、常にアンテナを張り日々の情報収集を怠らず、業界としてITの活用に積極的に取り組んでいかなければなりません。
これまで培ってきた「Ryokan」ブランドを守りつつ、時代の変化に対応できる柔軟な姿勢で、最善の選択ができるよう心掛けてまいります。
インバウンドにおいては、政府の目標として、訪日外国人客数2020年には4000万人、2030年には6000万人を掲げております。そして2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年には大阪万博と、一大イベントが続くこの千載一遇のチャンスをどう生かしていくのかは、宿泊業界の今後を左右すると言っても過言ではありません。このチャンスが業界における追い風となるよう、受け入れ体制の確立と共に、関係省庁・各業界団体と情報を共有しながら、連携を強化し、効果的な「Ryokan」ブランドの発信、それぞれの宿に合ったターゲットの選定や、マーケット別の特性など、各エリア・温泉地・宿の持つ「らしさ」を最大限引き出せる活動を行ってまいります。

【繋がり~縁〜を大切に】

各委員会との連携はもとより、これまで以上に親会・JKK・日本旅館協会との連携を強化し、業界一丸となって推進できるよう、コミュニケーションの最大化を図ってまいります。また、観光庁・JNTO(日本政府観光局)をはじめ関係省庁や各OTAや事業推進に関連する企業との連携や関係性の強化も継続してまいります。

事業担当副部長 塚島 英太

【全国の青年部員の仲間達へ】

敬愛する全国の皆様!こんにちは!2019-2020年度「未来事業担当副部長」を仰せつかりました、九州・沖縄ブロック長崎県より出向させて頂きます「誰よりも!全旅連青年部を愛する男!」塚島英太と申します。平成21年度、鈴木全国部長が委員長を務められた「宿の地位向上委員会」に初出向させて頂いてから、早10年!委員、副委員長、委員長、副部長と様々な役職を経験させて頂き、この度6期連続11,12年目の本部出向となります。 24歳の時に異業種から宿泊産業にチャレンジして14年、現在も旅館業を中心に飲食・介護・福祉・保育事業と、商いを継続できている事は、本会で出会った先輩諸兄、真の仲間、戦友親友達の力であり、ひとえに全旅連青年部との出会いであったと確信をしております。青年部が無ければ今の私は存在しない、100%良い方向へ導かれたと心から感謝をしております。「Challenge for the future ~より良いかたちを次代へ~」まさに、私が体感した10年間の全てを!青年部の素晴らしさ、青年部の持つ可能性、出向する事の意義を!一人でも多くの仲間に伝え、青年部が大好き!愛する男!を増やして行ける様、2年間全力で駆け抜けて行く所存です。皆様のご指導ご鞭撻、強力な‼ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

【未来事業部会の担い】

2019-2020年度の青年部活動において、事業部の担いその活動は多岐にわたり、鈴木全国部長が掲げる方向性の中において「宿泊業界の地位向上」「挑戦し続ける強い気持ち」「新モデル事業」を最も具現化する、体現化して行かなければならない部会であると考えます。
重点事業の柱である(喫緊の課題への対応)(未来への投資)に対しては、それぞれの問題を早急に解決に導くべく、人材育成・教育プログラム等の構築を図る事業、業界の魅力・やりがいを伝える事業、雇用の安定化、継続的確保を可能にする事業、旅する事の愉しみや喜びを発信できる事業等、企画運営を行うと共に(不確実な未知への挑戦)として、2年間の活動の集大成を、全国の仲間に発信し業界全体のスキルアップ、研鑽の場となる全国大会も、持続可能な時流に合った事業に変えてゆく必要性も感じております。
愛する青年部をしっかりと!より良い形で‼次代に繋ぐ為にも、諸先輩方が創り上げられた旅館甲子園はじめインターンシップ等の継続事業に、時代の潮流を加えて参ります。 「温故知新」伝統と文化を常に念頭に置きながら、現代のスパイスを兼備えた事業、全旅連青年部だからこそ実現できる、観光リーディング事業を展開して参ります。 青年部創立50周年の節目に際し、宿は人なり、夢を語り背中を見せる、出来ない理由を言わない、この脈々と受継がれてきた事業部会の魂を、しっかりと次世代に繋ぎ、愛する業界と共に、次の50年へ力強く歩みを進めて参りたいと思います。