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担当副部長挨拶

総務広報担当副部長 神田 裕幸

総務委員会

広報委員会

総務広報担当副部長 神 田 裕 幸

青年部初となる部長選挙の場において県部長として横山部長の演説をお聴きしましたが、「利己」に走りすぎていた自分に反省・・・。忘れかけていた思いを『利他精神』 〜夢を語り背中を魅せる〜が目覚めさせてくれました。お客様の為、地域の為、従業員の為、そして家族の為。旅館業を営むようになってから16年を迎えましたが、原点に戻り「利他」の気持ちを持ちながら夢を持って行動しなければならないと感じております。 そんな中、『利他精神』をスローガンに掲げられた横山部長から副部長という大役を仰せつかったのも何かのご縁。前期全国大会の開催を通じて皆様方のお力添えは本当に嬉しい限りでした。全国大会を受け入れさせていただいたことにより誇り・絆・友情を肌で感じ、青年部の神髄を見させていただきました。そこで学んだことをより多くのメンバーに伝えたいという気持ちを忘れずに、今期は『利他精神』を心身に刻みながら二年間の任期を全うする所存でございます。私が担当させていただく総務と広報は『利他精神』の象徴的委員会であり、両委員会を通じて青年部活動を周知してまいります。  総務委員会においては、各会議のスムーズな進行を心がけ、各ブロックや各都道府県との連携はもちろん、全国の青年部員全員が青年部の活動に関しての情報を得られるような仕組み作りを目指して活動したいと考えております。渡邉委員長は総務委員会、財務委員会の出向経験もあり、人の意見を素直に聞き入れるとともに、自分の考えも加えながら広い視野で物事を見ることが出来る人物です。今までの経験を活かして総務委員長として今までの青年部の良さを発揮しつつ、新しい総務委員長としてアグレッシブに活動してくれると確信しております。  広報委員会においては、各種広報物の発行・MLの運営を行うとともに、全国のメンバーが青年部活動を身近に感じることの出来るHPの運営も行いyadomo!などの情報ツールも積極的に活用してまいります。鴇田委員長は前回の全国大会において司会をしていただきましたが、物怖じしない度胸の良さと状況を見ながら自分の立ち位置を変えることの出来る器用な部員です。広報では技術的な知識も必要ですが、委員会全体で力を集結させ今後の全旅連青年部活動を活性化するように活動してまいります。 私が担当させていただくこの二つの委員会から全国の各メンバーに対し青年部活動をご理解いただくような情報発信を積極的に行うことでより大きな青年部のうねりを作り上げ、地域・業界・自館・そして個々人の知識を向上していただける一助となる委員会運営を心がけたいと思います。

財務担当副部長 新 山 晃 司

 昭和44年、全旅連青年部は産声をあげました。私も同じくこの世に生をうけました。青年部と同じ年月を過ごしてきた記憶のなかには、たくさんの時代の変化もありました。幼少期は家族旅行で、小 中 高と成長していく過程では修学旅行で、楽しい思い出を作ってきました。その後、バブル期を迎え、弾け、厳しい時代へと突入していきました。私が旅館業に携わって16年、あっという間に過ぎてしまいました。子供の頃、旅館は、普段と違うところに泊まれて、おいしいものが食べられて、遊んでばかりいられる楽しい場所でした。大人になり、自分がお客様を受け入れる側になった時に、私が子供の頃感じた楽しさが、旅館の人達のたゆまぬ努力(おもてなしの心)によって成り立っていることが分かりました。  今の厳しい時代、何もしなければ宿はつぶれてしまいます。何かをしなければなりません。しかし、何をしていいか分からない。そんな時に40年以上歴史のある我が青年部には蓄積されたたくさんの知恵や、素晴らしい経験を持ったたくさんの諸先輩・仲間がいます。  今期、横山部長のテーマ「利他精神」〜夢を語り背中を魅せる〜、これが青年部だと思います。自分の為ではなく、仲間の為に、そして、成長過程にある若手に対して旅館の夢を語り、魅力ある業界へとなるよう共に歩んでいく、このような素晴らしい研鑽の場があるのは全旅連青年部です。  青年部では、財務担当ということで、縁の下の力持ち的なポジションです。青年部活動がぐらつかないように、しっかりと地に足をつけて全力で支えていきたいと思います。まず活動資金調達という大きな課題に対して、協定商社様との絶対的な協力体制の確立(青年部、協定商社様 双方の収入増)をしていきたいと思います。そして、強固な財務基盤を作り、資金難による活動削減等が起こらないような財務システムを構築していきたいと考えております。  また、旅館の経営分析等の勉強会を行い、全国の青年部員に情報発信を行っていきたいと思います。財務委員会のなかだけではなく、誰もが気軽に相談出来るような委員会にしたいと思います。  これからの2年間、青年部員の皆様、協定商社の皆様、どうぞよろしくお願いします。
財務担当副部長 新山 晃司

財務委員会
組織担当副部長 鈴木 治彦
組織維新!(これあらたビックリマーク)委員会

組織担当副部長 鈴 木 治 彦

【宿文化の継承と伝承】 我が国固有の宿泊形態である「旅館」の魅力は他国には無い、日本が世界に誇る素晴らしい文化の1つです。この素晴らしい日本の文化がその時代その時代によって少しずつ変化(進化)し、現代の形態に至っています。 また、お客様の「旅館・ホテル」を見る目もここ数年では年々変化し、数年前とは全く違うものになっているのではないでしょうか。言い換えれば、数年前と全く同じ商売方法では、この先、通用しなくなる可能性があるのです。 変わるべきところ、また変わらず先代より継承し次代へ伝承すべきところの判断を業界の未来を見据え、実践する事こそ現代の我々青年部世代の最も重要な任務の1つではないでしょうか。 その任務を未来へ向け確実に遂行する為に、我々青年部が一致団結し、世界に誇る日本の宿文化に磨きをかけ、魅力ある「日本」を世界に発信する一端を担って行きたいと考えております。 【個の成長と成功】 今、日本は長い不況のトンネルからいつ抜け出す事が出来るのか、まだ誰にもわからないというのが現状です。そして、こうした危機の時代になると、決まり文句のように言われるのが「リーダーの不在」です。 この長い不況を乗り越えるには「人間を育成する」事が重要であり、「人間として成長し成功する」と言う事が最も必要とされる事ではないでしょうか。 普段から思い願い、それを実践し続ける事で、ある日突然のように気付きがあり、道が開けて来ると私は思います。 宿に置き換えて考えてみますと、お客様に支持し続けられる多くの宿には経営理念がしっかりとあるはずです。これを常に忘れず、常に各社員が自問自答して身につけてこそ多くのファンを獲得し得るのだと思います。 その成長の積み重ねの先にだけ、「成功」というゴールが待っているはずです。 遥か先のゴール目指し、日々一歩一歩確実に前進して行きたいと思います。 【出逢い(御縁)を大切に】 宿泊業に身を置いているとお客様や取引先の業者さん、地域の方々、または新入社員など日々沢山の方との出逢いが目まぐるしくあります。 その日々の出逢いの中から「一生もん」の出逢いはほんの一握りかも知れませんが、人との出逢い全てが自分を成長させてくれる大切なキッカケになるのです。 世の中には幾ら考えても答えの出ない事があります。しかし、志のある人は自ら歩いて尋ね、教えを請い、いずれ答えを見つけ出すはずです。もう我々は教えられて学んでいく年齢ではありません。「自分から進んで学ぶ」この事の重要性を共通認識として持てる青年部組織を目指したいと思います。 また、社会人になると学生時代に出来たような「親友」と呼べる友人が出来難くなるものです。お互いの事を思いやり、親身になって相談し合える仲間を作る事が出来るのも青年部ならではです。この場(青年部)を大切に育んで行く事にも精進したいと思います。 組織担当副部長としましては過去とは違ったスタイルの全国大会の内容・設営を目指す所存です。【横山体制らしい】全国大会を開催し、1人でも多くの全国の青年部員に「参加して本当に良かった」と感じて頂けるよう努力致します。

政策担当副部長 森 晃

 23-24年度全旅連青年部副部長として政策関連を中心に活動を行わせて頂く事となりました。お預かりする2委員会の委員の皆様には、任期の2年間を充実した物にして行けるように心掛けると共に、我々の活動が業界の発展の為に少しでも役に立つように事業を進めて参ります。 日本は「世界で一番休暇をとらない国」「世界一の貯蓄国」と言われ、「仕事を休まず、お金を使わない」世界一観光業界に厳しい国です。現在の旅館業界の不況は、日本の観光の構造的な問題によるところが大きいと感じています。この国の観光の形を変え、日本中が多くの観光客で溢れるようにするには大きな改革が必要です。私が受け持つ2つの委員会では観光改革へのきっかけとなる事業を進めていきます。 【政策立案委員会】 我々の業界は斜陽の時を迎えており、多くの旅館が風前の灯のような状態です。このような状況下では、業界としての力不足が更なる苦しみを生みます。政治家や官僚の政策的なさじ加減で、我々の産業は良くも悪くも大きな影響を受けますが、様々な問題点に個々の宿が単独で憂いていても何の解決になりません。業界の団結と行動こそが解決への唯一の道です。業界とは単に宿泊業界だけに留まらず、運輸、農業、小売、飲食、旅行業等多岐にわたります。観光に携わる者が減少するパイを奪い合うのではなく、観光に、旅行に行く人達を増やす事を目的として政策を立案し、現実の物として行かなければなりません。当然個別に行う努力を前提として、大きな宿でも小さな宿でも、料金が高い宿でも安い宿でもチャンスが広がる環境を作り出すには、国を動かし、国民一人当たりの観光宿泊数を増やしていく事が必要です。日本の人口が増える事はもうありません。国民一人ひとりが旅行に行きたくなり、そして旅行に行きやすくなる施策が必要です。我々の活動が改革のスピードを飛躍的に上げるものになるようにしたいと思っています。 【観光連携委員会】 国が観光への取り組みを本格的にスタートさせたのが平成15年。まだまだ充分な成果を得られずにいます。しかしながら、現状の国の施策を有利に活用し、それを集客に結びつける手法・能力を開発する事で、地域の活性化をはかり、個々の宿を繁盛に導く事が出来ます。我々が活用しきれていない観光に関する施策は、観光庁を始めとし、様々な省庁や県・市・町・村等の地方自治体にも多く存在しています。我々の仲間からその活用方法に秀でた人間を輩出する事で、様々な取り組みの支援が可能となります。そんな人材の育成も必要な事と感じています。  更に推し進めるならば、現状の様々な官庁や自治体に存在する観光施策の多くは、我々の実情を反映する内容とはなっておらず、活用に二の足を踏む状況でもあります。観光施策立案の現場に知識と行動力を兼ね備えた人材を送り込む事も重要です。与えられた補助制度や様々な規制に右往左往するリアクションでなく、観光の最前線に必要な制度を観光行政と共に構築する事も我々の事業に組み入れます。アイディアを旅館業界から供給する為の環境造りが大きな課題です。青年部はオピニオンリーダーとして国や県・各自治体の観光行政に対して、観光立国へ向けての道筋を示さなければなりません。青年部活動によって蓄えられた力(オピニオン)は、全ての青年部員と共有する事で大きな力を生み出します。脆弱な業界が「生き残りに必要な力を付ける礎」となる活動を目指して取り組んでまいりたいと考えています。
政策担当副部長 森  晃
政策立案委員会
観光連携委員会
研修部会担当副部長 山口 敦史
旅館アカデミー委員会
観光平成維新委員会

研修部会担当副部長 山 口 敦 史

【責任世代】  1991年のバブル崩壊から20年が経ちます。当時の私は将来を夢見る学生でした。直接的な恩恵は受けていないものの、親の脛かじり時代に十分すぎるほどのそれを受けている私は、やはりバブルの申し子と言っても過言ではありません。甘やかされて育った私も、実家の旅館業を手伝うようになって、地元の青年部に入ったころは、「不景気」と言う言葉が日常化され、知り合いの旅館や全国に名の知れた老舗旅館が次々に倒産・廃業して行く事に、いつの間にか慣れっこになって行きました。現在この不景気は定常化しております。私たちは責任世代として今ある現状を過大・過小評価せず、客観的に判断して次なる一歩を進めていかなくてはなりません。現状に不満を抱かず、現状に満足せず、常に前向きに向上心を持って諸事に取り組むことが、私たちに求められているのではないでしょうか。 【干支に見る時代の潮流】  今年の干支は「辛卯(かのとう)」。そこには「自分の心を改め、より上に向かって求め冒険し突き進んで行く。また、これまで閉じていた扉を開き、その内側に閉じ込められていた未開拓地を思い切って開拓して行く」と言う意味が込められています。私たち全旅連青年部も、今まさにこのような志を持って活動を行っていく必要があると考えます。 【二つの事業とそこにかける思い】  これを踏まえ、私が担当させていただく研修部会では、主に二つの事業を展開していきます。 一つ目は、旅館に携わって日が浅い人や出向経験の少ない人、「今さらそんな事聞けない」と言うひとなどを対象として、旅館経営の基礎知識や物事の客観的な捉え方、経営者としての心構えなど、多岐にわたる学びの場を提供します。その中で、志を同じくする仲間と共に切磋琢磨し、友情を深める事で、向上心と冒険心を醸成していきます。 二つ目は、現在の国内外の旅行形態を多角的に調査し、潜在する諸問題を表面化させることで、今私たちには何が必要なのかを学び、ひいては、これまで閉ざされてきた流通分野にメスを入れ、お客様のニーズと我々旅館のニーズを直接結びつける手法を確立するための研修を重ねていきます。そこで得られた知識と経験をもとに、私達が次代を切り開く開拓者となって行動して行きます。 【結びに】 私の好きな言葉に「和而不流」(和して流れず)と言う中庸の一節があります。私は、相手を尊敬し周りの人と協調して諸事に当たる事がとても大切だと考えております。しかしながら、この「和」が過剰になると、周りの雰囲気に流され人の意見に引きずられて、自分を見失ってしまいがちです。そこで、「和而不流」とは、周りと協調しつつも他の人の意見に流される事なく強い意志を持って生きる事を意味し、これこそが青年としての私達に必要な事と考えております。 これからの2年間、私達の業界が共に発展するために、「和而不流」の精神のもと、新たな事にチャレンジし、常に前向きに向上心と冒険心をもって青年部活動に邁進して行く所存でございます。横山部長の縁の下の力持ちになれるよう精一杯努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

事業部会担当副部長 田 村 佳 之

【責任】 世界に誇る日本文化の一つでもあります旅館は、少子高齢化等の人口構造の変化に伴い後継者不足が全国的にも問題視されており、旅館の件数も年々減少をしている状況は皆様もご存じかと思います。 それは、ある意味で旅館文化の衰退を示唆していると感じております。 また、就職定着率が低く特に地方に於いては人材難が懸念されている今、我々責任世代が旅館の魅力・文化を次世代へ継承する事も大切な使命ではないでしょうか。 その使命の一つとして、まずは私達が自分の仕事に誇りを持ち、そして自らが楽しみ、夢を語り、希望が持てる宿泊業界にする事が、その第一歩だと強く感じております。 【DREAM RYOKAN PUROJECT】 この業界に於いても業務の効率化は進んでおり、成長であり、進歩でもあるのは事実です。 しかし、我々サービス業にとって効率化が図れないのは対「人」であります。 そして、核となるのも我々を含めたスタッフだと考えております。 その「人」を輝かせる土壌(場所)を作り、体験型のプレゼンテーションを行う事で、同じ経験、共感をする事により次世代の仲間や、業界に携わる仲間達に夢を語り背中を魅せる事を目的にした「DREAM RYOKAN PUROJECT」を開催し、多くの方々に感動を与え、相互支援をする事が出来たら最高だと思っております。その一歩が今から始まります。 【武器】 訪日外国人旅行者数も年々増加をしており、国や自治体もインバウンドに力を入れております。この流れは私が暮らしている田舎の温泉地も含め、近い未来に必ず向き合う事となるでしょう。そして、今後は他国との誘客合戦が始まるのかも知れません。 その時に「観光資源」「食」だけでは無く、日本の武器「おもてなし」が他国との差別化に繋がると信じております。その為にも今後観光に携わる次世代の裾野を広げて行くと同時に、我々自身が良き「日本文化」を再度認識・勉強し、教育をする立場になる必要性を感じております。 【夢】 横山部長から「スタッフが輝き、皆に夢を与えられる旅館甲子園を開催したい。」と言う熱い想いと夢を聞き、4年間が経過しました。名称・形は変われども実現に向けて動き始めようとしております。そのリーダーの下、私は一人のフォロワーとして同じ「夢」を追いかけて行きたいと思っております。そして、全国の仲間が賛同して頂けるような仕事をし、沢山のフォロワーの同志と共にムーブメントを起こす事が出来たら、業界が変わり、そして大袈裟と笑われるかも知れませんが、日本が変わるのかも知れません。 今の常識に囚われず、新しい常識を全旅連青年部から発信をし、宿屋から日本を元気にして参りましょう。 ある方が言っております「夢しか実現しない」と。 事業部会では、この言葉を胸に刻み二年間走り続けて行く所存でございます。 ご理解、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
事業部会担当副部長 田村 佳之

ドリーム旅館プロジェクト委員会

夢未来創造委員会
特別対策顧問 利光 伸彦

緊急特別対策委員会

特別対策担当副部長 利 光 伸 彦

今、皆さんは旅館経営においてどんな危機感をもっていますか? 誰かが急に亡くなったら、従業員や調理人に一度に辞められたら、銀行に見放されたら・・・その他、天災、食中毒等々悪いことを考え出すときりがないのですが、そんな危機の多くは正しい情報を得ることで回避できます。 最大の危機は自分自身に知識がないこと、更には知識を持っていないことにすら気が付かずにいることと言えると思います。 私が青年部に出向して得た一番の収穫は、同じ悩みを持っている人に出会えたことでした。 「ちょっと無理して参加して、勇気を出して言ってみよう、きっと素敵な笑顔に会える」本当にその通りで、多くの素晴らしい仲間や先輩との出会いで自分がいかに無知であったかを知ることが私を成長させてくれました。情報を得るため貪欲に学び吸収する機会を与えていただけたからです。 一方で、時代の流れに逆らえず健闘空しく消え行く仲間の宿があるのも事実です。厳しい現実に寂しさと憤りを感じます。 しかし、そんなときこそ我々業界がひとつになり体質強化し、同じベクトルで活動することがとても重要であると確信致します。そうすれば必ず業界自体の危機を回避できるはずです。 では我々業界の危機とは一体どういうものでしょうか? インフルエンザ、天災地変や風評被害等々、枚挙に遑がありません。 最近特に問題になっている大手ネットエージェントの手数料アップは、宿泊業界全体が歴史認識不足からか足並みが揃っているとは言い難い状況です。 そして、ネット社会における無秩序な「口コミ」や統計学的には正確とは云えない「アンケート評価」などで精神的苦痛や経営圧迫を招いていることは否めません。 今後の懸念として、貸金業法改正によって一時は派手にテレビCMしていた消費者金融大手が潰れましたが、その時に潤った業界は次なるターゲットとして残業未払いに目をつけていること。 また、建設業界では今行われている学校など公共施設の耐震補強が済めば、次なるターゲットは不特定多数の人が利用する施設、すなわち宿泊施設へと移行することも予想されます。 いかなる業界もそうですが、政治力が必要なのです。 我々は「衣食住」すべてに関係した唯一の業界です。故に複数の認可制度に縛られ、国の政策に影響を受けやすい大変なリスクを持った業種であることも理解しなければなりません。 しかしながら、日本が「観光立国」宣言をしたことや社会の変化は非常に大きな好機でもあり転機なのです。 世界の何処にも属さないオンリーワンの“おもてなし”文化を持つ我々は、強い国際競争力を持つ業界になり得るはずですが、一方で国際観光力をつけると云うことの競争は地域間の格差を生じ、新たな経営タイプも生み出します。 外資では珍しくないですが、所有と運営を切離したタイプの経営、安売り温泉旅館チェーンタイプなど新勢力の台頭です。それにより、地域社会の富が中央の資本に吸い上げられる構図が明らかになってきました。 しかし、かたくなに従来とは全く異なる形態に反発しがちですが、急激に進む時代が必要としている形であることも理解しなければなりません。多種多様化は我々にとっても必須でありチャンスなのです。 重要なのは我々「旅館業とは」何のために?誰のために?存在するのかを考え、経営しなくてはならないということです。 よって我々の委員会は地域文化を存続、継承していく責任、更には経済・雇用の一端を担っていることに誇りを持ち、利他の精神で行動、人間性や人間力アップ、青年部らしくを常に念頭に置き行動致します。 そして政策部会とも連携し、取り組むべき課題を吟味し、他業界や他組合との連携を図りつつ、青年部最後の2年間を感謝を込めて努めたいと思います。 これから先も「旅館業とは」を深慮し、皆がいつまでも安心して経営ができる環境を模索してまいります。 また、今回の東北地方太平洋沖地震に対して青年部の皆さんの要望の窓口となり、関係各位との架け橋の役割を果たしていきます。