全旅連青年部全国大会について

第23回 全旅連青年部全国大会 絆紡ぐ里 ぐんま 平成28年10月13日(木)

桑田大会長 挨拶・御礼

この度は多くの仲間たちに群馬県までお越しいただき誠にありがとうございました。大きな問題もなく無事終えることができたのではないかと思います。
皆さんにとって楽しく、そして学びの多い全国大会だったでしょうか?
受け入れをしていただいた、北関東信越ブロック、群馬県青年部の仲間達には心から感謝するとともに、私の提案する無理難題をやり遂げていただき本当にありがとうございました。特に伊香保温泉でブロックナイトと宿泊の受け入れをしていただいた宿のスタッフの皆さんには22時からブロックナイトの受け入れをしていただきました。その際に一切嫌な顔をせずに笑顔で受け入れていただいた姿に感謝の心で胸がいっぱいになりました。本当にありがとうございました。
また、大会運営をするにあたり、物心両面から支援いただいた多くの協定商社や地元企業の方々に支えていただきましたことも忘れてはいけません。心から感謝いたします。
特に全国大会で力を入れたかったのは褒賞でした。できるだけ式典を簡素化して褒賞に力を注ぎたかったのです。全国から集まった仲間達に帰ってから地元での活動にすぐに役立つようなヒントを提案したという思いがあり、褒賞委員長の田村相談役には時間も無いなか無理なお願いしました。本当にありがとうございます。
今、青年部は部員減少という大きな問題に直面しています。現在1200名いる部員の最近の調査では6年後には半減してしまうという予想がでています。今のままではこの減少は止められません。部員を増やすための事業を考えなければいけない時期が来ています。固定観念を捨てて思い切った行動をしていかなければいけません。
オリンピックに向けて、観光に焦点が当てられています。この好機をしっかりと物にしていかなければいけません。これ程業界が注目されることは暫く無いと思います。民泊問題もありますがそれすら乗り越えて生き残らなければいけません。イギリスのEU離脱、トランプの大統領就任と今までの常識はすでに常識ではなく恐ろしいスピードで変化していきます。そのような問題を全て乗り越える逞しさを私達は身につけなければいけません。その修行の場が青年部であると思います。どうかこの青年部がもう一度盛り上がるよう皆様の力を貸していただければと思います。これからの青年部の為に皆で頑張りましょう。

桑田雅之

桑田雅之

平成27・28年度部長
第23回全国大会 大会長

阿部実行委員長 挨拶・御礼

去る平成28年10月13日、第23回全旅連青年部全国大会が群馬県にて開催されました。まずはこの日、全国から群馬の地へお越しいただいた多数のご来賓、青年部の仲間、OBの先輩方、協定商社のみな様他、すべての関係者の方々に改めまして心より深く御礼申し上げます。
当日は天候にも恵まれ、朝の前橋東照宮での成功祈願の神事から滞りなく準備を進め、登録数にして1064名のみなさまをお迎えし、お陰様で目立った事故も無く成功裏に終えることが出来ました。今大会の受入地は私自身が所属する群馬県でした。繭と生糸は日本一と言われたかつての群馬県、世界遺産に登録された富岡製糸場が紡ぐ糸になぞらえて「絆を紡ぐ大会」を目指して参りました。少子高齢化に伴い、我々青年部も全国的な部員減少が続いており、出向者の確保も年々難しくなってきています。そんな中、全国大会では各ブロック、各都道府県、各地域から集まってくれるひとりひとりの部員の絆を糸を紡ぐように、より太く、強いものにしなければならないという思いです。
全国大会の準備は全旅連青年部出向者と受入地の青年部が実行委員会となり、各部会を構成して会場手配、予算の作成、案内の発送、記念誌の作成、分科会の企画など様々な仕事を分担して進めてきました。どの部会が欠けても、誰が欠けても大会を成功させることは出来ません。準備期間から当日に至るまで今期全旅連青年部のスローガン「One for All, All for One」は強く我々を支え、原動力となり大会を成功に導いたと確信しています。
全国大会は出向者のものではありません。参加していただいた全国の青年部員、協賛企業様や関係者のみな様に何を伝えられたか、どう感じてもらえたのか。それが最も重要です。大会後にみな様からいただいたお褒めの言葉は何よりの労いでしたが、その真の答えはこれから先に出てくるのかもしれません。今回紡いだ糸をさらに太く長くしていく為にも伝えるべきことを伝え、次期の青年部、次の全国大会がより良くなるよう願っています。
最後になりましたが、今大会にご協力をいただきましたすべてのみな様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

阿部尚樹

阿部尚樹

第23回全国大会実行委員長

グランプリ受賞

熊本県阿蘇支部/あか牛にカンゲキの宿 あそ兵衛「外国人に優しい街つくり Flat内牧(うちのまき)事業」

・活動内容

外国人観光客の不具合を調べ上げるために宿泊アンケートを分析し、その結果を元に求められている物を成果物として作り上げていく。そこに賛同して頂ける意識のある居酒屋・スナック23軒と共に事業を推進していく。まず制作物を作るための資金は「地域商店街活性化事業j と言う国の補助金を我々が代理で申請した。その中で今回作成したツールはお客様の不満の声に合わせて「POSレジアプリの普及」「タブレットを使ったカード決済システム」「店舗ごとの多言語表記されたメニュー」「店舗内が見渡せる360度写真」「多言語化されたWebサイト」「英語表記と日本語表記が裏表となった店舗マップ」「店舗ごとの紹介動画」「飲み歩きの為のメニューとチケット作成」以上の制作物を作りマップを宿泊施設でタ食なしのお客様に配り、チケットの販売も宿泊施設が行うことで「宿の泊食分離化」と「地域と一体化した取り組み」を実現した。

・目的、目標の達成状況

○外国人宿泊客の半分は「宿で夕食は取らない」というデータから、地域の飲食庖と協力して夕食なしの宿泊客を外に出し、2泊・3泊と宿泊数を伸ばす為の取り組み
○飲み歩きチケットは、外国人にうまく説明するのが難しく48枚の使用しかなかったが、言葉の壁の不満や不安が解消されたようで、食事を出す居酒屋の観光客利用自体は大幅に増えた。結果が振るわなかったスナックは今後システムをどう外国人に理解してもらうかがカギである。
「第一回九州未来アワード」大賞を受賞

・難しかった点、苦労した点

補助金が出たら返金するとは言うものの、一旦みなさんからお金を集めなければならないので、信頼関係を作るのに苦労した。また店舗により温度差があり、それに合わせてスケジュールを組まなければならなかった。高齢の経営者が多く、デジタルでの連絡媒体が使えず、要件を伝えるためだけに各店舗足で回った。昼間に説明会を行ったのだが、昼営業している店舗もあり、後日説明に回る事になった。

  • グランプリ受賞 あか牛にカンゲキの宿 あそ兵衛
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準グランプリ受賞

土湯温泉支部/風望天流太子の湯 山水荘「土湯温泉 若旦那図鑑」

・活動内容

土湯温泉では、6軒の旅館が震災や原発事故、風評被害の影響で休廃業しました。
震災から5年が経過し、ハード面での復旧、復興は着実に進んでいます。その一方で、、原発事故に由来する「目に見えない被害Jは今なお続いています。ふるさとに再び輝きを取り戻すために、福島を被う風評被害を吹き飛ばすために、土湯温泉の若い力を結集し、企画を考えました。
土湯温泉若旦那図鑑は、福島県「ふくしまからはじめよう。若い力による風評対策提案事業Jの一環として、広く全国に向けて福島の観光・農林水産物の魅力を発信するために制作されたフリーマガジンです。
地元の福島学院大学の情報ビジネス科(木村ゼミ)の学生のアイディアや企画力を借りながら、既存の温泉地の観光ノ号ンフレットにはない、斬新な仕様にしあげました。全国のメディアで報道され、KADOKAWAメディアアスキーで漫画化にもされました。最終的には、NHKあさイチの1時間半全国生放送を湯温泉に誘致することに成功し、当初の目的通り全国に発信することに成功しました。

・目的、目標の達成状況

当初は想定していないほど、テレビ新聞インターネットを中心に話題になり、予想を超える反響を得ることに成功しました。またKADOKAWAメディアアスキーで漫画化にもされました。そこから派生して、県北(飯坂、高湯、土湯、岳)4温泉地の若旦那プロジェクトややまがた若旦那など、温泉地の若互那を話題創出のトリガーとして、さまざま事業に派生していきました。地元福島を中心に若E那旋風と言ってもいい社会的ムーブメントを巻き起こすことに成功しました。

・難しかった点、苦労した点

青年部事業として、初めての教育機関との連携だったので、足しげく大学に通い企画会議を重ねました。 旅館の仕事のかたわら青年部で集まる機会もたくさん増えました。 イベントに呼ばれる機会も増えて、今まで以上に忙しくなりましたが、充実しています。

  • 準グランプリ受賞 風望天流太子の湯 山水荘
  • 準グランプリ受賞 風望天流太子の湯 山水荘

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