青年部からのお知らせ

2019年04月11日 平成29・30年度

「平成29・30年度版旅館アカデミー」の教科書はこちらです

ごあいさつ

拝啓早春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は全旅連青年部の活動に格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。旅館アカデミー委員会は若手の登竜門として、また旅館ホテルの後継者して経験の浅いメンバーが学ぶ委員会として、平成25・26年の横山体制から、山口体制、桑田体制、西村体制と4期8年に渡り引き継がれてきました。いままでの委員会のメンバーは継続出向者も多く、また業界の中枢メンバーとして活躍されている方が数多くおります。本当に意味意義のある委員会であることを物語っております。
後継者として家業に戻った時に、陥りがちなことは、現場一辺倒になってしまい学ぶことがおろそかになることではないでしょうか。「知る」べきことを知らない。後継者としては、現場を経験しながらも、経営者としての研鑽を積み、学び『知る』ことが何より大切なことです。それは早ければ早いほど成長に繋がります。しかるべき事業承継のタイミングに備え、全旅連青年部に出向し、たくさんの仲間と切磋琢磨することで、仕事に忙殺されているだけでは絶対に見えない答えを手に入れましょう。諸先輩に、自分と同じ悩みを抱えそしてそれを克服して成功されている方がたくさんいます。また同じように悩みを抱えている青年部員がたくさんいます。自分の知識や経験が誰かの役に立つはずです。一歩踏み出すことで全国にこれだけ素晴らしい業界の仲間がいることを忘れないでください。わたし自身も2008年に家業に戻り、2018年に事業承継を行いました。この10年間の中で4期8年間全旅連出向を経験させて頂きました。その中での多くの出会いと、見聞が、学びが、仲間からのアドバイスが全部今の自分に繋がっています。
我々若い世代が、先代たちが築きあげてきた素晴らしい旅館ホテルの歴史を守り後世に伝えていかなければなりません。今まで通用していたKKD(勘と経験と度胸)経営は、時代が目まぐるしく変わるこの時代では絶対に通用しません。10年生き残る企業6%。これから10年で無くなる職業は65%というデータも出ています。これからますます発達していくAIやIOTによる情報革命の時代のなか、西村部長の掲げたスローガン『変わらないために変わる-The Only Constant is Change.-』を今一度、日本のこれからの中心産業である観光業でリーダーシップをとる旅館ホテル業界若き青年部員が心にとめ、我々の成長をそのまま日本の観光産業の発展に繋げましょう。
このアカデミーの教科書にはこの2年間の学びが詰まっております。また今回は過去3年間のアカデミーの教科書も一緒に添付させていただきます。素晴らしい学びが詰まったアカデミーの教科書を何度も何度も見返して下さい。自身の勉強、経営に活かすだけではなく、部員拡大の際にも活用して下さい。
全旅連青年部の経営力の向上だけでなく、組織の地位向上はもとより、地域活性化等を通じて、観光産業に携わる日本の全ての方に小さな変化が起きていきますように心より祈念いたしまして、冒頭の挨拶に代えさせて頂きます。
 

平成31年3月吉日
旅館アカデミー委員会 委員長 鴇田英将

▼平成29・30年 旅館アカデミーの教科書は下記よりダウンロードいただけます。

平成29・30年度版旅館アカデミーの教科書

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